遠藤真理、阪哲朗/ドヴォルザーク

2011年4月28日
東京オペラシティ

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
(第248回定期演奏会

指揮:阪哲朗
チェロ:遠藤真理

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ドヴォルザーク交響曲第8番
ビゼー:「アルルの女」第1組曲〜アダージェット(アンコール)

遠藤真理さんのチェロの音の美しさと気品ある表現力に感動。オケ、指揮者との息もぴったりで、コンチェルトとして素晴らしい完成度だったと思う。
阪さんの華麗な舞は相変わらずで素晴らしい。メリハリのある表現力が、いろんな楽想が出ては次々と移り変わって行く交響曲第8番の醍醐味を存分に引き出していた。特に、抒情的な部分の洗練された美しさには、この曲のこれまで気づかなかった魅力を発見させられため息の連続。
被災地への思いも込められたアンコールは本当に美しく、演奏後の余韻に浸る会場全体の静寂には心が震えた。