小澤征爾、新日本フィル特別演奏会
5月11日(水)19:00開演 会場:すみだトリフォニーホール
小澤征爾&新日本フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会2016
■プログラム
バッハ作曲 管弦楽組曲第3番より「アリア」(指揮:小澤征爾)
グリーグ作曲 組曲「ホルベアの時代より」 op.40 (指揮:小澤征爾)
モーツァルト作曲 セレナード第12番ハ短調 K.388 「ナハトムジーク」
(指揮者なし/オーケストラのみの演奏)
ベートーヴェン作曲 劇音楽「エグモント」序曲 op.84 (指揮:小澤征爾)
■出演者
指揮:小澤征爾
バッハは熊本・大分地震で犠牲になれれた方々への追悼として急遽プログラムに追加されたもの。
グリーグは、バロック的様式に基づきグリーグの時代感覚で書かれた新古典主義のさきがけ的な曲で非常に面白かった。オケの高い集中力、うなり声を上げながらの気迫の指揮がすばらしい音を奏でていた。
モーツァルトのセレナードは木管のみでの演奏であったが、構成感、輪郭のすっきりしたすばらしい演奏だった。クラリネットの重松さんの音は本当にすばらしい。
最後のエグモントは本当にすごい集中力の中一糸乱れぬ演奏で心から感激した。
小澤征爾さんが指揮するだけでいずれにしても特別な演奏会になるが、面白い組み合わせのプログラムでとても楽しめた。
小澤さんは昨年よりもかなり体力が復活したのでは?という雰囲気。今後更によい演奏を聞かせてくれること間違いなしだろう。