清水直子

2014年1月26日
三鷹市芸術文化センター 風のホール

清水直子ヴィオラ)、オズガー・アイディン Özgür Aydin(ピアノ)

J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011
シューベルトアルペジオーネ・ソナタ イ短調D821
ブラームス:3つの間奏曲Op.117(ピアノ・ソロ)
クラーク:ソナタ

アンコール: ベートーヴェン:ノットゥルノ ニ長調op.42より「マーチ」と「メヌエット
主催者サイト
http://mitaka.jpn.org/ticket/1401260/

とても素晴らしい演奏を聴いた。清水さんの表現の深さと幅の広さに、全く集中の途切れない時間を過ごすことができた。またヴィオラという楽器がとても好きになった。シューベルトのアルページョソナタはヴァイオリンとかチェロでしか聴いたことがなかったが、ヴィオラが一番あうんじゃないか、と思った。旋律の美しさに何度も鳥肌が立った。清水さんの旦那さんであるアイディンさんのピアノも本当に多彩な音がして、伴奏はもちろん、ソロのブラームスの間奏曲にも本当に聴き惚れた。クラークのソナタはもちろん初めて聴く曲だったが、非常に楽しめた。

何しろこんなすごいレベルの演奏を、こじんまりした室内楽にぴったりな三鷹のホールで聴けたことがとにかくうれしかった。すべての音が一つ一つ、隅々までしっかり聴こえる環境。演奏家の技術のすごさがよく伝わってきた。