鈴木佐英子、鴨川華子 フルートとチェンバロの愉しみVol.9

2013年12月8日
東京オペラシティ 近江楽堂

フルートとチェンバロの愉しみ Vol.9
イタリア・バロック 〜彩り豊かな音物語への誘い〜


フルート 鈴木佐英子
チェンバロ 鴨川華子

ヴィヴァルディ ソナタ C-dur RV48
ヴェラチーニ ソナタ第6番 A-moll
D.スカルラッティ 3つのソナタ(K.184、185、239)F-moll(チェンバロ・ソロ)
ロカテッリ ソナタ C-dur Op.2-1
休憩
ロカテッリ ソナタ G-moll Op.2-6
A.スカルラッティ トッカータ D-moll
D.スカルラッティ 2つのソナタ(K.490、492)D-dur
プラッティ ソナタ G-dur Op.3-6

今年で9回目となるシリーズ物。これまではずっとバッハ及びバッハの息子たちを中心としたドイツものが中心だったが、今回はがらっとかわってイタリアバロックものの演奏。さらっと聞いてしまうと歌謡曲のように流せてしまうような明るく素朴な曲が多いイメージがあるイタリアバロックだが、さすが、なるほどと思わせる表現の多彩さとツボの押さえ方に、何度も息を飲む場面があった。プログラムも本当に良くできてて、全般全く飽きさせることのないものだったし、プラッティといったこれまで聴いたことのない作曲家によるとても素晴らしい作品に触れることができて本当に感謝。