サロンコンサート(チェロ、ヴァイオリン)
2010年2月21日 @佐野書院
チェ・ムンス ヴァイオリン
花崎 薫 チェロアレッサンドロ・ローラ ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲イ長調
わずか50人程度のオーディエンスで、新日フィルのコンマスと首席チェリストのデュオを聴く贅沢な機会だった。
知らない曲ばかりだったが、ローラの華やかな曲と、ラヴェルのソナタは特に気に入った。特にラヴェルは演奏直後から完全に引き込まれてしまった。
曲目紹介から抜粋:
作曲に約2年間を費やし、1922年春にようやく完成させたこの作品について、ラヴェルは次のように述べている。「これは、自分の生涯の転換点をなすものである。手段の節約はここでは極限に達している。」そこには耳を喜ばせる和音はないが、旋律のための著しい印象はある。」この言葉から、ラヴェルの主眼が和声的なものから線的なものへと移行していったことが分かる。・・・なお、第一章は「ドビュッシーの追憶のために」ささげられている。