鈴木佐英子、大杉光恵 フルートとピアノで綴る音風景Vol.1

2016年9月25日
ムラマツホール

フルートとピアノで綴る音風景 Vol.1
『ウィーンへの旅』


フルート 鈴木佐英子
ピアノ 大杉光恵

プログラム



W.A.モーツァルト(1756-1791)
アンダンテ C-Dur KV315
フルートとピアノの為のソナタ F-Dur KV376(374d)(原曲:ヴァイオリン)
ロンド G-Dur(ハフナー・セレナーデKV250より クライスラー編)(原曲:ヴァイオリン)


A.F.ドップラー(1821-1883)
サロン風マズルカ Op.16
ノクチュルヌ Op.17


F.シューベルト(1797-1828)
学興の時 Op.94-D780より、第1、第3、第5番(ピアノソロ)
ソナタ(Duo) A-Dur Op.post.162-D574 (原曲:ヴァイオリン)


ヴァイオリンのために書かれたソナタをフルートで演奏することはよくあるが、新たな曲の魅力を発見できることが多い。今回のコンサートでも、モーツァルトの聴きなれたソナタの新たな美しさを発見できた気がして感動しきりであった。
いつもながら鈴木さんの演奏は表情豊かで多彩な音と考えぬかれたフレージングから生まれる立体的な演奏で、集中が途切れることなく曲の世界に没頭できた。大杉さんのピアノは初めて聴いたが、粒のそろった端正な古典的な表現が美しくて、二人のアンサンブルも巣晴らしかった。